むし歯治療
ハッピーな気分になって帰れる、優しい治療
皆さんは、歯科医院でどんな治療を受けたいと思いますか?
- リラックスした状態で治療を受けたい
- できるだけ痛みが生じにくい治療をしてほしい
- 治療が大変でも、できるだけ歯を残してほしい
それぞれに求めることは違いますが、中でも一番多いのが、ストレスの生じにくい治療です。当院は、リラックスできる環境を整えています。ジャズミュージックなどが流れる中、治療中に眠ってしまう方もいるほどです。「ハッピーな気分になって帰れる治療」を目指していますので、ご心配なことがありましたら何でもご相談ください。
痛みに配慮した治療
治療中の痛みは、患者さんだけでなく、ドクターにとっても一番の気がかりです。当院では痛み対策を万全に整え、痛みに配慮した治療に取り組んでいます。表面麻酔や麻酔液を数種類用意し、患者さんの症状に合わせて使い分けます。また、電動麻酔器や極細の針を使用し、注入時の仕方など、痛みを感じさせない工夫をしています。無痛治療に近いレベルの環境を整え治療を行っています。
【痛みを考えた治療】ドックベストセメント
少し大きなむし歯でも「麻酔をせずに治療をしたいけど、現実的には無理」と諦めていませんか。そんな夢のような治療がドックベストセメントです。
ドックベストセメントは、歯の削る量を抑えた、痛みの生じにくいむし歯治療です。神経の近くまで広がっているむし歯でも、麻酔を使わず治療できます。神経を残せるので、歯の寿命を延ばすことができる画期的な治療法です。
プラズマレーザーシステム ストリークレーザー
ストリークレーザーは、厚生労働省の認可を受けている、むし歯だけではなく歯周病などさまざまな場面で使えるプラズマレーザーです。
高温のプラズマを作り出し、その熱エネルギーでむし歯や歯周病などの病巣だけをピンポイントに除菌します。
効果1. 歯を削る量を「最小限」に
ストリークレーザーはむし歯に感染している部分にだけ反応して削るので、健康な歯質までを削ることはありません。そのため、通常の治療より歯への負担が少ない治療ができます。
効果2.「歯の神経」を残せる可能性
ドックベストセメント治療などを併用することで、従来は神経を抜かなければならないような深いむし歯でも、神経を残せる可能性が高くなります。
効果3.「麻酔をせずに」治療ができます
プラズマが持つ熱エネルギーで神経を一時的に麻痺させることができ、酸化チタン溶液と水の冷却効果で、ほとんど痛みを感じることなく治療を進められます。
効果4.「歯周病治療」にも効果的
ストリークレーザーは、プラズマ光の拡散殺菌効果で、初期の歯周病はもちろん、深い歯周ポケットがある中度以上の歯周病治療に効果的です。従来法では届きづらかった深いポケットや複雑な形態のポケットに入り込んでいる歯周病菌の的確な除去が可能です。
効果5.「知覚過敏」を和らげます
知覚過敏は、歯の根元が露出したり、えぐれてしまうことでしみやすくなる状態をいいます。プラズマが持つ熱エネルギーは歯の再石灰化を助けるので、レーザーを知覚過敏が起こるところに照射すると症状が軽減します。
効果6.「歯質強化」で、むし歯予防
ストリークレーザーは、熱エネルギーで歯の表面のエナメル質や内部の象牙質の耐酸性を高められるため、歯質の強化ができ、むし歯予防に効果的です。
効果7.「根管治療」に効果的
ストリークレーザーのパルス波とそれを増幅する酸化チタンの働きで、根管内の殺菌と強化をします。
ていねいな治療
取り残しのない治療
レーザー治療以外で歯を削るときに重要なのは、むし歯を排除することです。むし歯の取り残しは再感染の恐れがあります。当院では、う蝕検知液を使ってむし歯を取り除いています。
う蝕検知液は、むし歯を検出する液体です。歯に塗るとむし歯の部分だけが染まるので、それを目安にむし歯だけを削ることができます。検知液を何回も塗りながら削るので手間がかかり、使用を嫌がるドクターもいます。当院は1本1本の歯を大切に考えているので、必要があれば必ずう蝕検知液を使って、再発しない治療に努めています。
ダイアグノデント(レーザー式むし歯発見器)
レントゲン撮影をしたとき、肉眼では判断が難しいむし歯が見つかることがあります。こうした怪しいむし歯は、ダイアグノデント(レーザー式むし歯発見器)を使って見極め、適切な処置をします。
ダイアグノデントは、レーザー光を応用したむし歯を発見する装置です。歯にレーザー光を照射するとむし歯かどうかがわかります。むし歯の早期発見・治療に役立っています。
歯の寿命を引き延ばす根管治療
状態が悪い歯は、できるだけ歯を残すために根管治療を行います。根管治療は、通常の治療が困難な場合の歯の寿命を延ばすための延命治療です。慎重さが求められます。
当院が特に気を付けていることは、取り残しをなくすことです。道具の扱い方を間違えたり手の狂いがあると歯を痛めてしまうので、基本に忠実にていねいに処置します。再治療の場合は、病巣が1箇所でも他の部分に感染が広がらないように、すべての根をやり直します。当院のていねいな根管治療で、大切な歯をお守りします。
むし歯の進行状況と治療
むし歯は、進み具合に応じてCO~C4に分かれています。
CO(初期むし歯)
状態:歯の表面が白く濁っていますが、まだ穴は開いていません。
症状:痛みやしみはありません。
治療:歯磨きやフッ素塗布で、歯の再石灰化が望めます。
C1(エナメル質のむし歯)
状態:エナメル質が酸で溶かされて白く濁っています。
症状:痛みやしみはありません。
治療:むし歯部分を削り、保険適用の白い詰め物を詰めます。
C2(象牙質のむし歯)
状態:象牙質にむし歯が達していて、小さな穴が開いています。
症状:甘いものや冷たいものを食べると、歯が痛んだりしみたりします。
治療:むし歯を削って、保険適用の白い詰め物を詰めます。
C3(歯髄のむし歯)
状態:むし歯が神経近くに達していて、舌で触るとはっきりわかる大きな穴が開いています。
症状:神経に飲食物が触れると、痛みを感じたり歯がしみます。
治療:歯を大きく削り、神経を取る抜髄処置を施して被せ物(自費・保険)を装着します。
C4(根の先のむし歯)
状態:根の先までむし歯が達しています。
症状:根の先に膿や炎症が起きると激しく痛みます。
治療:歯を大きく削り、抜髄処置をして被せ物を装着します。それでも完治が望めない場合は抜歯になります。