保険診療と自費診療の違い
保険診療と自費診療(保険外診療)の違いについて
医療には保険が適用範囲の治療と自費診療がありますが、当院では基本的に自費診療をお勧めしております。それには、当院が歯科医療にかける強い想いがあるからです。
保険診療の目的は、主に歯の機能の回復を目的としているため、使用できる素材や治療法にどうしても制限が生じてしまいます。しかし、それでは患者さんに最善の治療をご提供できないというのが当院の考えです。
患者さんにより美しく健康なお口を手に入れ、喜んでいただきたい。そして健康な状態ができるだけ長く続く治療を提供したい。そのような想いから、当院では治療法や治療時間に制限のない自費診療を行っているのです。
保険診療と自費診療の比較
<保険診療>
- 製作工程:素材・デザインに制限がある
- 人工歯:選択できる種類に制限がある
- 技術:使用できる技術に制限がある
- 時間:かけられる時間に制限がある
- 審美性:基本的に、見た目の美しさは求められない
- 費用:自己負担分のみ
<自費診療>
- 製作工程:素材・デザインに制限がない
- 人工歯:選択肢が多く、患者さんが望むものを選べる
- 技術:高い技術を用いることができる
- 時間:調整、お試しなどに、じっくり時間をかけられる
- 審美性:より自然で美しい仕上がりを追求できる
- 費用:全額自己負担
保険診療と自費診療
日本の保険制度は、日本国民であれば一定水準の治療を受けられる仕組みです。治療にかかる費用は安く、同じ処置内容であれば日本全国どこでも治療費は変わりません。
ところが欧米諸国には保険制度がないため、治療費は日本の10倍以上です。そう考えると、いかに日本の「保険制度」が海外に比べて優れているかがおわかりいただけると思います。
保険診療の欠点
保険診療にも欠点があります。国が定めた細かい規定があるため、治療方法や使用する材質、一度に治療できる範囲や、さらに治療順序まで、あらゆる点で制限されています。
しかも、認められているのはエビデンスが確立されている古い治療方法や材料なので、質の高い最新の治療は望めません。
保険診療の普及により、日本の歯科診療の標準は「最低限の治療レベル」となってしまいました。加えて国家財政の疲弊により、これ以上、新しい技術を保険制度に組み込む余地はなかなかありません。その結果、日本の歯科医療は世界に遅れをとり、治療の幅を狭めてしまったのです。
保険診療の枠に囚われない自費診療
自費診療の優れている点は、保険診療の枠に縛られないことです。高度な治療技術や良質な材料を使い、患者さんと相談しながら治療手順を決められるので、見た目や噛み心地など、より満足度の高い治療が可能です。
それゆえ治療費はすべて自己負担となり、保険診療に比べるとかなり割高に感じるかもしれませんが、世界的にみても実際はそれほど高額ではありません。日本は保険診療を安く設定しているので高く感じるだけであり、欧米諸国の治療費と比較してみるとその違いがよくわかると思います。
本当に必要な治療を提供します
歯科治療において本当に必要な考えは、正しい診断と患者さんの歯を守り、残すために最善を尽くすことだと当院は考えております。
当院はどんな治療も患者さんに喜んでいただけるよう妥協のない診療体制で臨んでいます。あなたにとって「本当に必要な治療」について考えてみませんか?